一般社団法人IT人材育成協会

Association for IT Human Resources Development

banner01

iwasawa株式会社システム・テクノロジー・アイ
岩沢 百合子(いわさわ ゆりこ)氏

インストラクター
主な担当:Oracle認定インストラクター

 

 

 

ふと気がつくと、インストラクタ暦10年、Oracle講師暦7年が経ちました。

これまで7年間、ひたすらOracleを追求する日々を送ってきました。まさにOracle一筋7年。

しかし、昨年春、突然某会社様からブレードサーバーのコース開発・テキスト作成・実施の案件が転がり込んできました。
Oracleをはじめる前、私は、ネットワークやサーバー管理の分野に携わっており、そこそこハードも得意だったことから、不運にも(!?)白羽の矢がたってしまいました。

正直、断りたい・・・そんな気持ちで一杯でした。なぜなら、この7年間、ひたすらOracleに専念してきた私にとって、未知の分野に足を踏み入れることは、恐怖であったし、自信も無かったからです。
しかし、根っからの負けず嫌いな性格と頼まれると『ノー』と言えない性から、ついつい請け負ってしまったのです。

準備をはじめて間もなく、予想通り後悔の念にかられることになりました。『しまった、やっぱり断れば良かった、なんと言われようと断るべきだった』心からの言葉でした。とはいえ、仕事として受けてしまった以上、投げ出すわけにはいきません。どうにか、テキストを作成し研修初日を迎えることになりました。しかし、この時も憂鬱な気持ちに変わりはありませんでした。

ところが、研修がはじまると、お客様からの質問や反応で、この分野でどのようなテクノロジーが流行りで、インフラ分野において重要な視点はなんなのか、とてもよくわかりました。
また、インフラからの観点とミドルウェアからの観点との違いに改めて気がつくことができました。これは、Oracle一筋できた私にとって、とても大きな発見でした。

例えば、Oracleでは、REDOログファイルや制御ファイルの多重化はとても重要。ファイルの全損失は大変な問題になります。そうやって説明します。これは正しいことで、間違っていませんが、RAID側で冗長化を実装している場合、必ずしもそうではありません。むしろ制御ファイルは、多重化しているファイルうちの1つでも障害があれば、システムダウンにつながるので、Oracleレベルの多重化は構成せずに、RAIDに冗長化は任せたほうが良いこともあります。
逆に、RAIDのミラーリングだけに頼ると、コントローラが障害データを両方のディスクに書くことがあり、結果プライマリーとセカンダリー両方のデータを壊すこともあります。こんなときにはやっぱりOracleレベルのバックアップは必要になってきます。

ミドルウェアからの視点とハードウェアからの視点、両方の視点からアドバイスができるのは、強みになると思いました。

そんなこんなで、はじめは、憂鬱だった研修も次第に楽しくなり、研修最終回を迎える頃には、心からやって良かったと思えました。

この研修を通して感じたことは、一つのことを追求するのも良いが、技術者としていろいろな分野についての知識を身につけることは、自分自身を成長させる。そして、一人で検証し答えを出すことも重要だが、インストラクタは登壇しお客様に接してこそ、楽しさを見出すこともできるし、知識の向上につながる。ということでした。

これからも、いろいろな分野にチャレンジしたい。そして、出来る限り沢山登壇し、より多くのお客様と出会いたい。そう思います。